神戸市の住まいに関する補助~危険ブロック塀撤去編

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神戸市の住まいに関する補助~危険ブロック塀撤去編

 兵庫県や神戸市での空き家に関する費用補助についてお伝えしてきましたが、今回は、神戸市による危険なブロック塀撤去費用への補助についてご紹介します。この制度も、令和6年度分の申請が4月からスタートされており予算に達し次第終了とのことですが、令和7年2月4日時点で受付終了との発表はないようです。申請受付は2月28日(金)までですが、他の補助制度と同様に申請し交付決定の通知が届いて以降に工事契約を締結すること、さらに工事後の実績報告書の提出期限が3月15日(土)で、これに間に合わないと原則として補助を受けられないこと等に特に注意が必要です。受付締切間近ですが今年度中にスッキリしたい…という方はこの機会にいかがでしょう?以下補助制度の概要です。(制度の詳細は神戸市のホームページでご確認ください)

 

対象となる危険なブロック塀等

 神戸市内で不特定多数の往来がある道又は公園等に面している道などから高さ80cm以上ある危険なブロック塀等

   ※ブロック塀等とは、コンクリートブロック塀のほか、レンガ塀や石積塀などの組積造の塀や万年塀など(擁壁は補助対象外)

危険なブロック塀とは

 ※コンクリートブロック塀の場合

  塀は高すぎないか?  塀の厚さは十分か?  控え壁はあるか?  基礎があるか?  塀に傾き、ひび割れはないか?  塀に鉄筋は入っているか?  

    詳しくは 国土交通省の「ブロック塀等の点検のチェックポイント」でご確認ください

神戸市の住まいに関する補助~危険ブロック塀撤去編

 

 
  1.  補助の要件
  2.  補助金の交付は,同一の敷地内において一度限り//国又は地方公共団体から同種の補助金等の交付を受けてはならない//交付決定の通知を受けた日以降に工事契約を締結しなければならない//危険ブロック塀等は原則としてすべて撤去しなければならない//危険ブロック塀等の撤去により、新たな危険が生じることがないようにしなければならない//危険ブロック塀等の撤去後に塀やフェンス等を新たに設置する場合は,建築基準法をはじめとする各種法令を遵守しなければならない//国、地方公共団体又は国若しくは地方公共団体に関連する法人が所有する危険ブロック塀等ではないこと

  1.  補助対象者 
  2.   危険ブロック塀等の所有者又は管理者

  1.  補助金額 
  2.   ①長さ(m)×1万円 ②補助対象経費×2/3 (①か②どちらか低い額 上限30万円)  

時折、道を歩いていて亀裂が入っているブロック塀を目にすることがあります。そんな横を通るときは自然と早足になったりします。2018年の大阪府北部地震の際には小学校のブロック塀倒壊により痛ましい死亡事故も発生しています。『うちのブロック塀は大丈夫かしら…?』とご心配の方は、まずは神戸市すまいの総合窓口すまいるネットにご相談されることをおススメします。

神戸市による小学校周辺のブロック塀調査について

 

ところで 最近、神戸市からのブロック塀に関するお知らせの封書が届いたブロック塀の所有者の方も居られるのではないでしょうか?

 
 

神戸市では危険ブロック塀等撤去助成事業により、危険ブロック塀所有者に自主的な撤去を推進してきていますが、2025年が震災30年の節目となることから、令和6年度改めて神戸市内の小学校周辺500メートルの道路に面するブロック塀の所在を調査・把握を進めているそうです。過去のブロック塀倒壊での被害が小学生の通学途中に多いことや、災害時にブロック塀が倒壊すると避難場所(小学校)までの道路を閉塞してしまう恐れがあることから、小学校周辺はより緊急性が高いと考えられてのことだとか。この調査を通して、ブロック塀等の所有者・管理者に自主的な安全点検のお願いと危険コンクリートブロック塀等撤去の推進に関する制度をよりよくするためのアンケートへの協力依頼のお手紙が届くそうです。以下小学校周辺のブロック塀調査の概要です

 

調査地域

 東灘区、灘区、中央区、須磨区、垂水区の市立小学校から500メートルの区域内 (その他の区は、2024年度後半または2025年度の調査を予定)

 

 

対象となる塀

 ・不特定多数の者の往来がある道に面しているコンクリートブロック塀又は組積造の塀のうち、高さ1.2メートル以上かつ長さ1.2メートル以上のもの。

 ・高さまたは長さが1.2メートル以下のものであっても、調査員が現地で危険が切迫していると判断したもの

 

期間

 2024年5月27日(月曜)から2025年3月14日(金曜)(予定)

 

調査方法

 調査員が道路から対象となる塀の計測および写真撮影。また、郵便受けがあり投函可能な場合は、自主的な安全点検をお願いする文書やアンケートを投函。

 (市立小学校の周辺500メートルの範囲内にあり、道路に面する高さ1.2メートル以上かつ長さ1.2メートル以上の塀すべての写真を撮影し、高さや長さを記録し、市内にどれくらい危険なブロック塀があるのかを把握する)

 

神戸市から文書が届いたからといって、所有するブロック塀が危険だと診断された訳ではありません。維持管理がされていなかったり、ルールを守らずに造られたりしたブロック塀は、地震が発生したときに倒れ、人命にかかわる重大な事故につながる危険性があり、また道路を塞いでしまうことで避難や緊急車両の通行の妨げになる恐れもあります。そうならないために、対象となる塀の所有者・管理者に、自主的な安全点検や保守管理、もし危険な場合は修繕や撤去の検討をしてくださいね!の注意喚起ということです。普段から保守管理されている方はさておき、人が通行する道に面したご自宅のブロック塀を長い間チェックしていないなぁ…という方は、確認してみるいい機会かもしれませんね。

ただ、神戸市のホームページでも『この調査にあたり、神戸市から業者を派遣して工事等の営業をすることはありませんのでご注意ください』とあるように、神戸市の調査に乗じた悪質な業者の営業などには呉々もお気をつけください!!

今回は危険なブロック塀等の撤去への補助制度をご紹介しましたが、空き家・空き地についてのお悩みやお困りごとがありましたら当機構まで何なりとお気軽にご相談ください!