空き家どこから手をつける?                 売却までの現実的ステップとは

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空き家どこから手をつける?                 売却までの現実的ステップとは

所有している空き家について、相続したけれど、どうしたらいいか分からない。そんな悩みを抱える方は少なくありません。

 

総務省から公表された令和5年住宅・土地統計調査結果から、最新の空き家の現状が明らかになってきました。

全国の空き家は900万戸を超え、令和元年の前回調査から51万3千戸の増加で過去最多。兵庫県の空き家率は前回より0.4ポイント上昇し、

全国平均と同じく13.8%(神戸市は13.9%)となっています。神戸市内で見てみると、兵庫区の空き家率が前回より8.5ポイント増の24.7%と大きく上昇しており

長田区では前回より0.8ポイント減少しているものの空き家率17.5%と高く推移しています。神戸市周辺地域では、芦屋市、加古川市、高砂市、三木市、小野市などでも空き家率の増加が見られます。

空き家率が減少した地域でも現実的には空き家問題は解決にはほど遠い現状で、空き家をお持ちの方の

「売りたいけど何から始めるべきか分からない」「老朽化していて本当に売れるのか不安」といった声も多く寄せられています。

 

この記事では、空き家を売却したい方に向けて「最初の一歩」から「売却完了」までの流れをわかりやすく解説します。

加えて「高く売るためのコツ」「解体の要不要」など、現場でよく聞かれる疑問にもお答えします。

 

 

空き家を売る前に「まずやるべきこと」

空き家の売却は、まずは権利関係を把握して始めるとスムーズです。

✔権利関係の確認

  ・権利書・登記識別情報等を確認し、名義が誰かを確認しましょう。

    • 相続登記が未了の場合は、まずは相続人の確定と登記変更が必要です。

  ※当法人で顧問司法書士をご紹介いたします

 

 

売却の流れ|査定から引き渡しまで

空き家売却のステップは大まかに以下のようになります。

      不動産会社に査定依頼(簡易査定 or 訪問査定)
   ⇓
  媒介契約の締結(一般 or 専任 or 専属専任)
   ⇓
  物件の内覧対応・広告活動
   ⇓
  売買契約の締結
   ⇓
  引き渡し(決済・登記手続き)

 

空き家の状態によっては、現状渡しでも売却可能です。ただし、残置物やゴミがある場合は、事前に整理・撤去しておくほうがスムーズです。

  ※当法人で遺品整理・残置物処理業者のご紹介いたします

 

老朽化している空き家でも売れる?

結論から言うと、築古でも売却可能です。

    • 雨漏りがある

    • 床や柱が傾いている

    • 異臭や湿気がひどい

    • 室内に大量の荷物が放置されている

    ※当法人ではどのような空き家でも現状有姿で価格提示させていただいております

 

解体して更地にするべきか?

これはエリアと状況によります。

✔解体した方がいいケース

    • 建物の老朽化が著しく、安全面に問題がある

    • 住宅よりも駐車場や資材置き場用地としての需要が高い地域

    • 再建築が可能な土地(接道要件クリア)

 

✔解体しない方がいいケース

    • 市街化調整区域などで再建築ができない

    • 建物付きの方が住宅ローンが通りやすい

    • 解体費用(数十万円〜)をかける余裕がない

専門家に相談し、解体費用と売却益のバランスを見ながら判断するのがベストです。

 

空き家を少しでも高く売るためのコツ

   ✔最低限の清掃と空気の入れ替えで印象アップ

    ✔ 登記・相続関係を事前にクリアにしておく

    ✔不動産会社選びは地元に強い会社へ

また、物件のポテンシャルを見極めたうえで、「賃貸活用」「買取再販」「再建築不可再生」といった多様な視点を持つことが、高く売るための鍵になります。

 

まとめ

売るべきか活かすべきか判断に迷う空き家が数多くあります。

「とにかく早く手放したい」方もいれば

「できるだけ高く売って資産に変えたい」という方もいるはずです。

いずれにしても、まずは現状を正しく把握し、手続きの流れを知ることが第一歩。

もし不安な点があれば、地域に根ざした実績のある不動産会社や建築会社に相談するのが安心です。空き家の可能性は、相談から広がっていきます。

 

阪神空き家再生機構では神戸市を中心に東は尼崎市、西は明石市・加古川市、北は小野市・三木市まで幅広い地域の空き家のご相談をお受けしております。

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