
所有している空き家にお悩みの方に、前報では空き家売却に向けての「最初の一歩」から「売却完了」までの流れをご紹介しました。
とにかくまずは、不動産会社や自治体の空き家相談窓口等に相談を…が第一歩。その際、
「空き家の査定って、どうやって決まるの?」
「兵庫県内の空き家って、どこが高く評価されやすいの?」
てこと…気になりませんか?
そんな方に向けてこの記事では、空き家査定の基本から地域ごとの評価事情、無料査定の活用法まで、わかりやすく解説します。
空き家の査定でチェックされるポイント
✔土地の立地
└ 駅・学校・スーパーなどへの距離
└ 市街化区域か調整区域か
✔建物の状態
└ 築年数、構造(木造・鉄筋など)
└ 傾きや雨漏り、白アリ被害の有無
✔接道状況
└ 前面道路の幅と種別(公道・私道)
└ 建築基準法に適合しているかどうか
✔管理状態・使用履歴
└ 室内の清掃状況、リフォーム歴
└ 空き家期間の長さ
地域によって評価額が変わる理由
• 神戸市(海沿いのエリア)
└ 一部の眺望エリアは評価高め
└ 津波・塩害リスクでマイナス査定もあり
• 加古川市・三木市などの郊外
└ 地価は安めでも、広さが魅力
└ ただし高齢化エリアは買い手が限られる
• 団地・ニュータウン系エリア
└ 管理状況が良好なら安定した査定
└ 逆に古い団地で修繕不足なら大きく減額も
査定額と実勢価格の違い
• 査定額:あくまで「この価格で売れそう」という目安
• 実勢価格:実際に売れた金額(買い手との交渉含む)
※特に築古空き家は「査定額=売却価格」ではないことが多いです。
机上査定と訪問査定の使い分け
• 机上査定(簡易査定)
└ ネットや電話でおおよその価格を出す
└ 手軽・無料・早いが、精度はやや低め
• 訪問査定
└ 実際に現地を見て価格を算出
└ 正確で信頼性が高いが、立ち会いが必要
査定額を少しでも上げるためにできること
• 残置物を処分して、室内をスッキリさせる
• 軽い清掃や換気をして、第一印象を良くする
• 相続登記や名義の整理を早めに行っておく
無料査定を活用する際のポイント
• 登記簿や公図、固定資産税の情報を手元に用意しておく
• いつまでに売りたいか(期限感)を整理しておく
• 相続人が複数いる場合、事前に共有・協議を済ませておく
• 1社だけでなく、地元に強い会社を複数比較するのがおすすめ
まとめ
空き家の査定は、単に「築年数が古いかどうか」ではなく、
• どこにあるか(地域)
• どう使えるか(用途)
• どれだけ活かせるか(提案力)
で評価が大きく変わります。まずは無料査定から始めて「いまの価値」と「売るための道筋」を明確にすることが第一歩です。
空き家にお悩みの方は、ぜひ一度、地元に強い不動産会社に相談してみてください。
阪神空き家再生当機構でも空き家の無料査定承ります。お気軽にお問合せください!

